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後輩への願い  [西高1回生寄稿集]

最所 顧問.jpg
福岡栄城会 元会長 最所憲治
 
 先日、私の長男から孫の動画がラインで送られてきました。その動画は、スノーアプリを使用したもので、動画ですが自動的に被写体の特定の部分(たとえば目や口の部分)を変化させたり、他の映像を付加することができ、実物とは全く異なる映像になっていました。このアプリを使えば、自分をスターウォーズの異星人のように変えることが可能です。孫も異星人になっていました。これが映画の世界であればまだしも、普通の人が誰でも映画の世界のような映像を簡単に作れるのです。
 この技術の進歩に驚くと共に、私がふと感じたことは、私達は自分の目で見える世界を当然のように現実と考えていますが、もしかすると、それは自分だけが見ている現実であり、他の人の目で見ればこの現実は違ったように見えているのかも知れないということです。あたかも、スノーアプリで作られる映像の世界のように。「他人の目で」と述べましたが、「違った視点で」この世界を見れば、違った現実が現れると言った方が分かりやすいかも知れません。
 このことは、同窓会という世界においても同じことが言えるのではないでしょうか。同窓会において、最も重要なことはその継続性にあることは言うまでもありません。しかし、その在り方までも継続する必要はないでしょう。「同窓会とはこういうものだ」という固定概念で同窓会を見るのではなく、違った視点から同窓会を見ると、そこにはそれまでにない同窓会が見えてくるはずです。
 私は、福岡栄城会の前身である西高福岡同窓会の会長時代から通算すれば、随分と長い期間、会長職を務めさせて戴きましたが、その間、違った視点から同窓会を見て、従来の殻を破った同窓会を作りたいという想いでした。しかし、最後まで違った視点からの同窓会を作り上げることはできませんでした。
 自分ができなかったことを後輩に求めるのは申し訳ない気もしますが、そこは佐賀西高出身の後輩の皆様です。優秀かつ感性豊かな人材が豊富におられるはずです。
 これから福岡栄城会を背負って戴く皆様には、是非とも福岡栄城会をそれまでとは違った視点から見て戴き、これまでにはない、かつ、他の同窓会にはない特色を持った同窓会へと進化させて戴けるものと信じています。
 一人でも多くのご参加と、「違った視点」からの活発なご意見を期待しています。       
以上
略歴
出身地    佐賀県三養基郡みやき町中津隈
生年月日   昭和23年1月21日

昭和38年3月 佐賀市立成章中学校 卒業
昭和41年3月 佐賀県立佐賀西高校 卒業(1回生)
昭和45年3月 九州大学      卒業
昭和53年4月 弁護士登録
昭和61年4月 最所法律事務所開設 現在に至る

*会員コラムへのコメント投稿を待ってます。同窓交流活性化の為、卒業回数(卒業年)・氏名の明記をお願いします。


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